そして私は病室に行き、書類を書いて少し談笑しつつ30分ほどで病室を出た。
病室は5階だったんだけど、エレベーターに乗ろうとしたら聞き覚えのある赤ちゃんの泣き声が聞こえる。もう凄い声。
我が子だと思い慌てて降りて行ったんだが、エレベーターの正面がオムツ交換台のある場所でそこから声がするから覗いて見ると、知らないおばさんにオムツを交換されている途中のうちの子供が。
誘拐?いや、お父さんは?と焦っておばさんに話しかけると、「外で男性が泣いた赤ちゃんを抱っこしてパニック起こしていたから話しかけた」と。
お礼を言って外にいるはずの父の元へ行くと、オロオロした父とホウキで掃除中の清掃員さんがいた。
以下が状況説明。
・のんびり赤を見ていたら泣き出した。
・ミルクの時間だったのでミルクを作ろうとしたが、手を滑らせて哺乳瓶割れる。→父パニック
・赤は泣き止まない→更にパニック
・そこへ親切な先ほどのおばさん。
・オムツが汚れている様なので替えてきてもらう。
・私登場。
この流れだった。
用事は短時間で済むと思っていたので哺乳瓶は替えがなかったし、オムツを替えても空腹はので赤は泣き止まない。
なので父に産婦人科で哺乳瓶を借りてきてもらうように頼んだら見たことない早さで走り出したにも関わらず、なかなか戻ってこない。
やっと父は哺乳瓶を借りて戻ってきたけれど、「産婦人科に補になかったから小児科行った!」と。
聞けば産婦人科外来に行ったらしい。
そりゃある訳ないだろうと。
その後父から「哺乳瓶割ってごめんなぁ…」とゴニョゴニョと謝られ、割れないプラスチックの哺乳瓶をプレゼントされた。
寡黙な父のパニックぶりを初めて見たのと、父が天然なのだと実感した話でした。
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